アンパンマンのマーチ

アンパンマンというアニメを見たことがあるでしょうか?

アンパンマンは、お腹の空いた人を見つけると、
自分の頭であるアンパンを食べさせて助ける、心優しいヒーローです。
絵本作家・マンガ家である、やなせたかしさんの原作で、
自分の身体の一部でさえ人にあたえることのできるアンパンマンは、
彼が考える本物のやさしさ、正義を体現している存在です。

ちなみに、私が子供のときにお気に入りだった絵本に
「ラーメンてんし」というタイトルのものがありました。
主人公のラーメン天使は、ラーメンどんぶりにのってやってきて、
お腹の空いた人においしいラーメンを食べさせてくれる、
アンパンマンのような優しい性格のキャラクターです。
生き方をも変えるほどのラーメンのおいしさと、
なんでもででくるラーメンどんぶり飛行機がきになってしょうがありませんでした(笑)
後に知ったのですが、これもやなせたかしさんの作品でした。
らーめんてんしの絵本読み聞かせ

話を本筋にもどします。
数年前、テレビだったかラジオだったか忘れましたが、
このアンパンマンのテーマソングが流れていて、
なんとなく歌詞を追ってみたことがありました。

衝撃をうけました。

歌詞の意味をちゃんと考えながら聞いてみると、
小さな子供向けのアニメの歌とは思えない、
背景にある深い覚悟や信念が強く感じられるのです。
言葉は平易なのですが、とても強いのです。


アンパンマンのマーチ YouTube

アンパンマンのマーチ
作詞:やなせたかし
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そうだ うれしいんだ
生きる よろこび
たとえ胸の傷がいたんでも
なんのために生まれて
なにをして生きるのか
こたえられないなんて
そんなのは いやだ!
今を生きる ことで
熱い こころ 燃える
だから 君は いくんだ
ほほえんで
そうだ うれしいんだ
生きる よろこび
たとえ 胸の傷がいたんでも
ああ アンパンマン
やさしい 君は
行け!みんなの夢 まもるため

なにが君の しあわせ
なにをして よろこぶ
わからないまま おわる
そんなのは いやだ!
忘れないで 夢を
こぼさないで 涙
だから 君は とぶんだ
どこまでも
そうだ おそれないで
みんなのために
愛と 勇気だけが ともだちさ
ああ アンパンマン
やさしい 君は
行け!みんなの夢 まもるため

時は はやく すぎる
光る星は 消える
だから 君は いくんだ
ほほえんで
そうだ うれしいんだ
生きる よろこび
たとえ どんな 敵が あいてでも
ああ アンパンマン
やさしい 君は
行け!みんなの夢 まもるため

 

この歌詞は、やなせたかしさんが作詞したものです。

ネットで検索してみると、わたしと同じように感じた人がいるようで
アンパンマンのマーチの歌詞についていろいろと考察していました。

その中には、やなせたかしさんの弟が特攻隊で出撃したときのうたなのでは、
(ネガティブな意味で)というものもありました。
やなせたかしさんの生きた時代背景もあるので、
そういう見方もあると思いますが、私はそうではないような気がします。

私は、「勇気をだし、正義の信念を貫く姿こそがすばらしい」という、
人の素晴らしさを謳った「人間賛歌」だと思っています。
皆さんはどう感じますか?

※2018年 追記
アンパンマンのマーチは、特攻隊の歌ではないという事を調べてくれた方がいました。
以下をご覧下さい
やなせたかしファンとして俗説にヒトコト。

以下Wikipediaより

アンパンマンと正義

ヒーローとしてのアンパンマンが誕生した背景には、やなせたかしの従軍経験がある。戦中はプロパガンダ製作に関わっていたこともあり、とくに戦いのなかで「正義」というものがいかに信用しがたいものかを痛感したのだ。しかし、これまでのヒーローは「正義」こそ口にするが飢えや空腹に苦しむ人間へ手をさしのべることはしなかった。戦中、戦後の深刻な食糧事情もあり、当時からやなせは「人生で一番つらいことは食べられないこと」という考えをもっていた。50代で「アンパンマン」が大ヒットする以前のやなせは売れない作家であり、空腹を抱えながら「食べ物が向こうからやって来たらいいのに」と思っていたという。こういった事情が「困っている人に食べ物を届けるヒーロー」という着想につながった。アンパンマンと「正義」というテーマについて、やなせは端的に「『正義の味方』だったら、まず、食べさせること。飢えを助ける。」と述べている。

また別のインタビューでも、やはり「究極の正義とはひもじいものに食べ物を与えることである」と述べている。さらに主人公をあんパンにした理由を「外の皮はパン=西洋、内側はあんこ=純日本。見た目は西洋でも心は日本人である。」と解説している。かつて、たびたび起こった「顔を食べさせることは残酷だ」という批判にも、「あんパンだから大丈夫です」と冗談めかして反論していた。

空腹の者に顔の一部を与えることで悪者と戦う力が落ちると分かっていても、目の前の人を見捨てることはしない。かつそれでありながら、たとえどんな敵が相手でも戦いも放棄しない。これらの点について「ほんとうの正義というものは、けっしてかっこうのいいものではないし、そしてそのためにかならず自分も深く傷つくものです」第1作『あんぱんまん』のあとがきよりと、自身が絵本のあとがきで語っている。

ちなみにやなせたかしさんは、「手のひらを太陽に」も作詩しています。
本当によい詩を作りますね。

こちらも参考までに。
Yahoo知恵袋(アンパンマンマーチの歌詞の意味を教えてください)

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